時間の使い方が上手くなるには?時間の”家計簿”を作ろう

 「副業してみたいけど時間がない」そんな風にお悩みの方も多いと思います。そんな時は、お金と同じように時間も”家計簿”を作ってみることをオススメします。
 この記事では、時間の家計簿を作るメリットや実際の作り方をご紹介します。

目次

家計と同じように、時間も消費・浪費・投資の3種類に分けて管理しよう

 単に頭の中で考えるだけでなく、お金と同じように時間も”家計簿”を作り可視化することで、自分の時間の使い方が客観視でき、時間の管理がしやすくなります。

 時間は誰にでも1日24時間しかありません。これから新たに副業をする時間を作ろうと思うと、今時間を使っているうちの何かを辞めなければなりません。
 今時間を使っている何かを辞めるには、相当の覚悟が必要です。また、これまで培ってきた生活スタイルを変えるのにも、かなりエネルギーを必要とします。

消費・浪費・投資の定義

  消費や浪費を減らして投資に充てるのは、お金の家計簿と同様です。

  時間の”家計簿”において、消費・浪費・投資の定義は以下のとおりです。

  • 消費:生きるために必要な時間
  • 浪費:生きるためには必要のない時間
  • 投資:未来の自分を助ける時間

お金の家計簿と時間の”家計簿”の最大の違い

 お金の家計簿と時間の”家計簿”の最大の違いは、収入を増やすことができるかどうかにあります。
 お金の家計簿の場合の「収入」は、給与所得、事業所得などがあります。昇進や転職、副業などで増やすこともできます。
 時間の”家計簿”における収入は「時間」です。1日は24時間しかないので、これ以上増やすことができません

 そのため、時間の”家計簿”では、同じ「収入=24時間」の中で「支出=時間の使い方」を適正にしてどれだけ時間単価を高められるか?が目的になります。

時間の家計簿の作り方

  では、実際に時間の家計簿を作ってみましょう。
  時間の家計簿を作る手順は、以下の4STEPです。

  1. ①何にどれくらいの時間を使っているのか記録する
  2. ②使っている時間を、消費・浪費・投資に分類する
  3. ③消費や浪費に分類した時間で削れる時間を見つける
  4. ④削った時間を投資に充てる

  順に解説していきます。

①何にどれくらいの時間を使っているのか記録する

 1日の中で、何にどれくらいの時間を使っているか記録します。

 例えば、睡眠7時間、洗濯30分、朝食15分、通勤1時間、勉強1時間、スマホゲーム1時間…のようにです。
 実際に生活しながら、手帳やスマホにメモすると良いでしょう。
 3日程度記録すれば、大体の傾向が見えてくるはずです。

  • 睡眠
  • 食事
  • 掃除
  • 洗濯
  • 通勤(通学)
  • 趣味
  • テレビを見る
  • ネットサーフィン
  • 勉強
  • 副業

②使っている時間を、消費・浪費・投資に分類する

 ①で記録した時間を消費・浪費・投資に分類します。

 例えば、睡眠7時間、洗濯30分、朝食15分や通勤1時間は消費、勉強1時間は投資、スマホゲーム1時間は浪費のようにです。

  • 消費…睡眠、食事、掃除、洗濯、通勤(通学)
  • 浪費…趣味、テレビを見る、ネットサーフィン
  • 投資…勉強、副業

 この時、時間を使っている人や時間を使う目的によって、分類項目は変わります。

 例えば、映画を観る場合でも次のように分類項目が変わります。

  • 映画を観るのが趣味の人→浪費
  • 映画をネタにブログを書くのが目的→投資
  • 映画を観ないと動悸がする人→消費

③消費や浪費に分類した時間のうち、削れる時間を見つける

 ②で消費や浪費に分類した時間のうち、削れる時間を見つけます。

 例えば、洗濯や掃除にかかる消費時間は、新・3種の神器(食器洗い乾燥機、(ドラム式)洗濯乾燥機、ロボット掃除機)を利用することで削ることができます。
 特に洗濯乾燥機は、洗濯物を干したり取り込んだりする時間が大幅に減るため削減効果が高く、私の実体験としてかなりオススメです

 また、通勤や通学にかかる消費時間が長い場合は、勤務先や学校の近くに転居することを検討しても良いかもしれません。

 逆に、消費だからといって睡眠を削るのはオススメできません。睡眠は生活基盤を支える健康資産であるため、削ると全てのパフォーマンスが落ちてしまうからです。

 浪費を削る場合は、削り方には注意が必要です。
 なぜならば、浪費時間は心の栄養に繋がっている場合が多いからです。いきなり浪費時間を0にしてしまうなど極端な削り方をすると、仕事へのモチベーションなどメンタルに影響する可能性があります。まずは時間を半分にしてみる、どうしても譲れないものは残しておくなど、自分の心の状態と相談しながら削りましょう。

④削った時間を投資に充てる

 ③で削って得られた時間を副業などの投資に充てます。

 副業をする場合、好きなことや少なくともやっていて苦痛にならないものを選ぶのが成功への鍵となります。

 浪費に分類される趣味の時間は自分の好きな時間であるため、削ることはとても辛いです。好きな時間を削って苦痛な時間を増やすことは、いくら未来の自分への投資とはいえ長く続けることは難しいでしょう。

 私の場合、映画やゲームなどの趣味の時間を一切やめて、副業に全振りしたことで成功することができました。
 家族を養わなければならないというプレッシャーがあったためなんとかやり遂げることができましたが、余程でなければ続けられないと感じたのも事実です。

時間の”家計簿”を作って、投資の時間を増やそう!

 時間を上手く使えない方ほど、まずは時間の”家計簿”を作ってみることをオススメします。時間の使い方を客観視することで、「ぼーっとしている時間が意外と多いな」「こんなに長時間テレビ見ていたのか」など気づきも多いはず。

 ひとりで作るのが難しい方は、家族や仲間と一緒に作ってみても良いかもしれません。
 周りに相談できる人がいない場合は、ぜひ私に相談してください。副業経験なども踏まえて、アドバイスさせていただきます。

 投資の時間を増やし、より豊かな生活を目指していきましょう!

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この記事を書いた人

保有資格:1級DCプランナー / 2級ファイナンシャル・プランニング技能士 / AFP / 介護福祉士
経  歴:40歳を転機に『お金』について学び始める。介護業界に約9年間従事した経験や、自分自身が家計を立て直した実績を基に提案を行っている。そのほか、物販事業や出張買取事業も兼務。

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